2017年 09月 17日
自分もちょうど独立が決まった頃でした。
でも教室にしちゃうとカリキュラム必要になって、途中参加しにくいし休まれるのも困ってしまう。
かと言って基本抜きでやると写真技術のある人に絞られてしまう。
だから部活ならいいよ、って。
部活だから俺は講師料いらないから、その分部費を下げてお茶代くらいにしてってわがまま言って。
どうせやるならいつでも誰でも参加できて、当分来てなくてたまにフラッとでも帰って来れるようなそういう場を作りたかった。
車を買ったら、車の仕組みを覚えるよりも、どこに行こうか誰と行こうか音楽は何をかけようか・・・って風に考えた方が楽しいのと同じように、カメラの技術的な事よりも、今何を思って撮ろうとしたのか、それはどう撮ったら他の人に伝わるのか、そういうコミュニケーションとしての写真を伝えたいって思いました。
その為に新しい人が来るたびに必ずやったのが「他己紹介」。
初めて会った人同士、お互いに紹介と言うか、この人を撮るならどう撮るかを具体的に絵が浮かぶように実現可能不可能関係なく語ってもらう名物コーナーでした。
どういう意味かと言うと、旅先で花を撮るにしてもそれは初見な訳です。
綺麗!とそのまま無意識に撮るんじゃなくて、なんで綺麗だと思ったかを自分で理解して撮ると撮り方が変わると思うのです。
一本だけ咲く花が力強く見えたなら寝転がって下から煽るかもしれない。逆にはかなく見えたなら周囲を入れてポツンと撮るかもしれない。
撮れた写真じゃなくて、撮った写真であって欲しい願いを一発で体感させたいと思いました。
そんなどこにもない一風変わった写真部でしたが、ここ数年煮詰まり感を感じてて、もう役目は終わったかなと考えていました。
ちょうど10年の節目、ここらで一区切りかなと身を引くことにしました。
最後もいつも通りゆるゆると(笑)何とも写真部らしい。
英美さんからお花もいただきました。
実感しますね、最後をw
我ながらよく10年も続けたって思おう。
1円にもならないことには違いないけど楽しかった!!!
達成感ある!!!
正直役目がなくなるのはさすがに一抹の淋しさもある。
でもここで出来た縁は写真部関係なしに普段もやり取りあるし、別に何も変わらないかもねw
最後の課題、「頭の中の写真箱」の締切は9月いっぱい。
pieniに持って行って下さいね。
歴代部員の皆さん、英美さん、長い間付き合ってくれてありがとうございました!
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by shashinbako
| 2017-09-17 10:18
| つれづれ